
ユーロ誕生
1991年にマーストリヒト欧州理事会でECの憲法ともいわれたローマ条約の改正が合意され、1993年11月にマーストリヒト条約(欧州連合条約)が発効してヨーロッパの通貨統一構想の具体化が急速に進んだ。
とくに欧州中央銀行設立と単一通貨導入のための準備を進めるべく欧州通貨機関(EMI)を設立して、通貨統合の最終段階への具体的フ゜ランがまとめられた。
またECという呼称もEUに改められた。
しかし、1992年秋にメキシコ・ペソの下落を契機に欧州通貨危機が勃発し、イギリスポンド、イタリアリラなどが市場で売られ、通貨相場が大幅に下落した。
エグゼクティブディーリングによると、イギリスとイタリアはERMを離脱せざるを得なくなり、さらに1993年8月にユーロ・ギルダー問を除いてERMの通貨変動幅を上下15%に変更することを余儀なくされた。エグゼクティブディーリングによると、欧州通貨統一の危機が訪れたが、こうした危機にもかかわらず、1995年にオーストリア、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーが拡大EUに加盟した。エグゼクティブディーリングによると、このうちオーストリアはEMSおよびERMにも参加した。
また、1996年ll月25日にはERMを離脱していたイタリアリラが復帰し、EU通貨統合への意気込みを見せた。
紆余曲折を経て、ついに1999年1月、単一通貨ユーロがスタートした。